| 豊中で開業されて何年ですか?
「平成9年に開業しましたので、ちょうど8年ですね。
元々、歯周病が専門だったので、歯周病を中心とした、虫歯とか入れ歯といった一般的な治療と、私自身が腰痛を歯で治したので、歯と全身という事を治療してきたんですよ。
オープン当時からそういう患者さんも来られていました。歯を飛び越えた全身の愁訴、例えば『肩がこって、どこに行ってもとれないから見てください』とか、『めまいが、脳神経外科に行っても、内科に行っても治らないから見てください』とか、『皮膚科に行ってもアレルギーが治らないから、歯じゃないかと思って来ました』といった患者さんが来られます」
愁訴とは何ですか?
「原因不明の頭痛やめまい、イライラ、そういうのを『不定愁訴』と呼んでいます。
今は、それを中心として治療しているんです。スポーツ選手も来ているんですけど」
先生御自身が腰痛を歯で治したとおっしゃいましたが、どういう事だったんですか?
「大学時代ずっと腰痛で、大学病院の整形外科に行ったら、『医師国家試験が終ったら、すぐ手術だな』と言われまして。学生実習で、腰痛の手術をしているのを見た事があったので、絶対切るのだけは嫌だという事で本を読んでいたら、歯科の分野で治るというのを知ったんです」
その時、実際には、どんな治療をしたんですか?
「噛み合わせと、不適合金属、つまり体に合っていない金属をとったという事ですよね。
今はもう、朝から晩まで診療しても平気ですし、ゴルフを2ラウンド回っても全然大丈夫です(笑い)。
歯の噛み合わせや歯科材料、特に金属が体にすごく大きな影響を与えているという事は、まだまだ知られていないんですよね。
歯に起因する色々な症状、肩こり、頭痛、めまい、腰痛、眼、耳、婦人科、脳、心臓といった所に症状が出ている方が潜在していて、患者さん自身はもちろんですけど、歯科医ですらその原因が歯という事に気付いていない人が多いみたいなんですよ」
金属の詰め物を問題点としてあげていらっしゃいましたが、どういう事?
「金属以外の詰め物も原因となる事がありますけど、特に体に合っていない金属等の材料がかなり影響を及ぼしているケースがありますね」
合っていない金属とは、どういうモノですか?
「有名な金属で言えばアマルガムです。まだ現行の医療保険で使われているんですけど、欧米ではかなり問題になっていて、米国では訴訟合戦になっているほどなんですよ」
アマルガムの何が問題?
「アマルガムは、半分が水銀なんですよ。50%が水銀。自閉症の原因になるとか、脳に行ってアルツハイマーになるとか、肝臓や腎臓に溜まって機能障害を起こしたり、アレルギーを中心とした皮膚病を起こしたり、問題を引き起こします」
これまでは、日本では普通に使われていたモノでしょう?
「今でも使われています。だんだん止めていっていますけど、まだ年間かなりの量が出て行っています」
アマルガムは、詰めているだけで、悪い影響がすぐに出てくるんですか?
「出てきます。しかし、時間が経ってから出てくるケースもあるんですよ。入れた時は出なくても、皮膚の場合は10年経ってから出てきてアレルギーになる場合もあるし、2〜3日経ってから出てくる人もいるし。
逆に、肩こりや頭痛で来られて、『今からアマルガムをはずしますね』と、はずした瞬間に『体が楽になりました』と言う患者さんが非常に多いんですよ。
例えば、腕が40肩とか50肩でずーっと上がらないと訴える患者さんに『金属をとりましょう』と、とった瞬間に上がるんです。
アマルガムだけじゃないですよ。他の詰め物でも同じような事が起きます」
|